Learning Blog

高校生が日々、学んだことを記していくブログ。

【テクニカル分析】トレンドの概念

定義

テクニカル分析をするにあたり、「トレンド」の概念は必須である。これから先の、あらゆる分析はトレンドの概念の上に成り立っている。
トレーダーは、トレンドを解析し、トレンドに乗ることにより、利益を得る。

一般的に、「トレンド」とは、日本語でも言うように「傾向」である。
お昼の番組で良く耳にするような、
「最近のトレンドはこれ!」=「最近の傾向はこれ!」である。

ランダム・ウォーク理論

人間社会にもある「トレンド」を大前提にしている。つまり、すべては
「株式市場にトレンドがある」ことを認めることからトレードは始まる。
考えてみれば、わかるが、それを批判してる人もいる。そんな人達は「ランダム・ウォーク理論」を提唱している。つまり、「株式市場にトレンドはない」というのである。

では見てほしい。
f:id:suzu315:20180104174009p:plain
(図1) ソディック株価

どうだ。お昼の番組で「最近のトレンドは上昇です」と言われても違和感はないだろう。
トレンドを認めた人は儲かった。トレンドを認めない人も儲かったかもしれないが、大きくはない。
それでも気になるというなら、自分で調べてみると良い。
ランダム・ウォーク理論 - Wikipedia

上昇と下降トレンド

f:id:suzu315:20180104175345p:plain:w500
(図2)
このようなチャートならトレンドは非常に読みやすいが、皆様も見てきたようにそんなことはない。
マーケットは普通どの方向であれ、直線的に動くことはない。ジグザグするのである。

再定義しよう。上昇トレンド(図3-a)は、より高くなってゆく山と谷の連続的な波と定義され、下降トレンド(図3-b)はその反対、より低くなってゆく山と谷の連続的な波と定義される。

f:id:suzu315:20180104175755p:plain:w500
(図3-a) より高くなる波で構成される上昇トレンドの例。

f:id:suzu315:20180104180345p:plain:w500
(図3-b) より低くなる波で構成される上昇トレンドの例。

判断

もう一度、(図1) ソディック株価を見てみよう
f:id:suzu315:20180104181149p:plain
(図4) 切り上がる山(赤)と谷(青)によってできたチャート。つまり上昇トレンド。

参考文献

先物市場のテクニカル分析 (ニューファイナンシャルシリーズ)

先物市場のテクニカル分析 (ニューファイナンシャルシリーズ)

投資苑 ? 心理・戦略・資金管理

投資苑 ? 心理・戦略・資金管理

  • 作者: アレキサンダーエルダー,福井 強,Dr. Alexander Elder
  • 出版社/メーカー: パンローリング
  • 発売日: 2000/08
  • メディア: 単行本
  • 購入: 2人 クリック: 24回
  • この商品を含むブログ (27件) を見る